今年も残すところ、僅かとなりました。
西宮市では、寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、弊社は、今年も不動産に纏わる悩みごとを数多く聞かせて頂きました。
お困りの内容には、相続に伴う空き家等、不要となったことによる売却が多いのですが、依頼者の方が置かれている立場やご事情は様々でした。
相談内容には、一つとして同じものはなく、相談を受ける者としては、一つ一つ丁寧な手仕事をするように心がけております。
マーケティング業界では、「ドリルを買いにきた人が欲しいのはドリルではなく『穴』である」と言われているそうですが、これまで不動産鑑定士として15年以上、不動産鑑定評価書を作ってきて思うのは、不動産鑑定評価も同じだということです。
私は、不動産トラブルで、弁護士先生経由で不動産鑑定の依頼を頂くことがありますが、依頼者は不動産の鑑定評価書が欲しいのではなく、不動産トラブルを早く終わらせたいという思いで鑑定評価書を依頼されます。
そのため、私も、良い不動産鑑定評価書を作成することもさることながら、不動産鑑定評価書を、良く使ってもらうため、弁護士の先生・依頼者と一つのチームを作り、鑑定評価書を上手に活用してもらうための戦略プランにも力を入れてきました。
弊社では、ここ最近、不動産の売却案件が増えてきているのですが、不動産売却には、何かしら、売却までの時間を長引かせる目に見えない壁があるものです。
そして、この目に見えない壁を取り払うためにどのような戦略を練るのかという点では不動産鑑定とも共通点が多いように思います。
そして戦略を練るためには、専門的な経験と知見だけでは対処できません。
一番、大切なことは、問題はなぜ起きているのかを探求する傾聴の姿勢だと考えております。
弊社では、不動産鑑定、不動産仲介、土地家屋調査と幅広い専門分野を横断的に経験しておりますが、それでも、自分たちに「何ができるのか」だけではなく、自分たちには「何が求められているのか」を意識していかなければならないと考えております。
2025年は、より一層の傾聴を心がけ、不動産相談業の専門家として、精進して参りたいと思います。
(文責:長谷川大輔)
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