店舗を自営しており、収益用のアパートも併設している物件がありました。高齢のため店舗も閉じて、自分が元気なうちに売却してしまいたいというご相談でした。
ただ、問題は、アパートに住まれている住民の方たちもまたご高齢ということ。「立ち退いてもらって建物を取り壊してもらって更地にするのが一番高く売れるかもしれないけれど、今まで住んでもらっていた人たちが行先に困るようなことはしたくない」という強い思いがおありでした。
我々はその思いを受けて、「住んでいる人を立ち退かせず、引き続き、収益物件として利用する」ことを約束する買主さんを探させてもらいました。
不動産の仕事をしていると、不動産が転売を重ねて元の売主さんの優しい思いが踏みにじられてしまったのを見ることもあります。
「建物を利用してくれると聞いたから安くで良いと思って売ったのに、建物は壊されて、すっかり収益マンションになってしまった」という嘆きを聞いたことがあり、私たちも心が痛みました。
思い入れのある大切な不動産、そして、積み重ねてきたご近所との人間関係もありますよね。売却に際しても、売主様の思いを大切に、買いたい方をを見つけたいと思っております。
(文責:長谷川由紀)
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